画家になるには美大を出るべきか

こんにちは。

 

今回は画家は美大を出るべきかについて思いを巡らせようと思い、キーボードをパチパチしていきます。

 

まずこれから持論を展開する前情報として、僕は美大や芸大出身ではありません。

大学でも芸術は全く学んでいません。

これまで美術部に所属したりもしていないし、絵画教室などにも通ったことがありません。

 

そういう意味でアカデミックな芸術に一切触れてこなかった、まっさらピンの人間です。笑

 

そんな人間が何を語ろうというのか、という話に聞こえるかもしれないですが、いやいや意外と思うところはたくさんあるのです。

 

なぜなら、僕は「画家は当然美大出てるだろ。」という偏見を持った方々の言動を色々見たきたからです。

だからこの文章を書くことに決めました。

 

 

例えば、ありがたいことに時々SNSを通じて僕にメッセージを送ってくれる方がいます。

その中には、

 

「どこの美大を出たんですか?」

 

とか、

 

「僕・私は美大を出ていないので、そういう絵を描ける田村さんが羨ましい。」

 

など、このようなメッセージをくれる方が結構いらっしゃいます。

 

そういう方に、

「僕は美大出てないし独学です」

 

と言うと100%の確率でビックリされます。

 

このようなメッセージをいただく度に、やっぱり画家は美大を出てるのが普通って価値観があるんだなーと感じます。

 

 

次に、嫌な気持ちになった例でいうと、

 

展示ができるギャラリーを探していた最中に、あるギャラリーのオーナーとの会話はこんな感じ。

 

僕「絵を描いているのでイメージに合うギャラリーを探していて、、。」

 

オーナー「どこの美大出たの?」

 

僕「出てません、○○○大学出身です」

 

オーナー「じゃあそこで絵の研究とかしたんだ?」

 

僕「してないです、独学です」

 

オーナー、鼻で笑う。

 

 

こういう経験を何回もしています。

実際に作品を見る前にこんな感じなんですよ。でも残念ながらこういうギャラリーって割とあります。

 

作品を見て、色々思われるのは仕方ないですが、

そういった場所では作品それ自体よりも美大を出たかどうかで自分の価値が決まってしまいます。

 

こういう人には

「じゃあ音大出ないと歌手になれないんですか?」

と言ってやりたいところですが、そんなやりとりは不毛なのでしません。

 

ちょっと話が逸れましたが、要するに独学の画家だからこそ見える視点、そこから画家は美大を出るべきかについて語りたいと思います。

 

 

まず、もし自分が美大を出ていたらどうなっていただろうってことを想像してみます。(考えられるメリットを想像してみます)

 

・いろんな表現方法に触れられたはず

・芸術分野の人脈は今より広くなったはず

・さっきの会話のような不愉快な経験はしなくて済んだかも?笑

 

パッと思いつくのはこれくらいです。

えっ意外と少ない?それとも致命的?

順番に見ていこう。

 

 

・いろんな表現方法に触れられたはず

 

これは例えば造形だったり、表現の上でのテクニックだったり。一般的にはどうやったらええのってなるような表現を学べるってことです。

もしかしたら僕にとっての天職は彫刻家なのかもしれないけれど、僕はそれを学ぶ機会がなかったです。だから絵を描いています。絵も日本画の方が向いているかもしれません。でも僕はアクリル絵の具を使っています。日本画のやり方がわからないので。みたいな。

 

自分は何が向いてるんだろう。自分の個性ってなんだろう。

そういう可能性を色々探せるのは美大のとてもいいところかなと思います。

 

・芸術分野の人脈は今より広くなったはず

 

これはそうですよね。芸術で繋がる友達もできただろうし、連絡を取れる先生もできたでしょう。人との繋がりはとても大切です。

 

 

・さっきの会話のような不愉快な経験はしなくて済んだかも?笑

 

これもさっきの会話の通り。美大じゃない人を下に見るっていう価値観が一部の人に残ってることが残念でしょうがない。

これは美大出身の人には経験できないし、経験する必要もない感情。

 


 

 

次に美大出てなくてもいいやんと思う理由。

・作品を買ってくれるお客さんには美大出身かどうかなんてほとんど関係ない

 

ありがたいことに、美大を出てない僕の作品を購入していただけるお客様は沢山いらっしゃいます。

それが僕の画業に対しての一番の肯定を与えてくれる力となっています。

中には美大を出ていないことをポジティブに捉えてくれる方達もいらっしゃいます。

美大を出てなくても画家にはなれるのです。

 

 

・そもそも美大出たからって食っていけんのかよ問題

 

美大を出た人で、芸術家として食っていけてる人ってどのくらいいるんでしょうか?

そんなにいないと思います。

 

であれば、美大を出てなくて芸術家として食っていけてる人ってどのくらいいるんでしょうか?

こっちもそんなにいないと思う。

 

であれば、芸術家として食っていくという意味では、大きな差はないんじゃないかと思う。

 

 

 

要は、多分どっちでもいいのです。美大を出てようが出てなかろうが、自分次第で良くなったり悪くなったりするのかなと思っています。

 

むしろ論点はそこではなく、「画家は美大を出てるだろ。」「画家としてやっていきたいなら美大しかない。」という古臭い考えが広く浸透してしまっていることが問題点となるべきかと思っています。

 

行きたきゃ行けば何かしら得るものはあるだろうし、別に行かなくたって芸術家になれる道はある。

 

もし行かなかったら、、、とか、もし行ってたら、、、なんていう、救いようのない「たられば発想」は捨てた方が良いように思います。

今回はこの記事を書くために「もし行ってたらどうなっただろう?」という話をしましたが、僕は普段そんなこと一切考えていません。

そんなこと考える暇があったら僕はその時間を使って良い絵を描きたいです。笑

 

美大出てないのがコンプレックスの方もいらっしゃるとは思いますが、その辺はもう諦めて自分にとっての良い絵を描くことに集中していきたいですね!!

 

今回は以上です、ありがとうございました!

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