こんにちは!
こちらのページでは僕的お勧めアクリル絵の具をご紹介するとともに、絵の具の選び方(見方)
を解説していきたいと思います。
注)僕が使用したことある絵の具だけを紹介します。(良いのも悪いのも)
なので紹介されてない商品が良くないということでは決してないということを念押ししておきます。
それでは本題に移っていきましょーー
ゴールデンアクリリックス レギュラー
ゴールデンアクリリックスシリーズはターナー色彩さんから販売されている
アクリル絵の具のド定番商品ですね。
色数が多く、発色も良く、値段もお手頃です。
ポイントですが、絵の具の硬さが柔らかい印象です。
なので
この絵の具はどちらかと言うと薄塗りに向いていると思います。
逆に厚塗りしようとしても柔らかいので分厚く塗った感が出にくい印象です。
またゴールデンアクリリックスにはパール色があります。
いわゆるメタリック系のカラーです。
ゴールデンアクリリックスのパール色は僕的評価高いです。(個人の感想)
普通の色よりちょっとだけ値段が高いのですが、色数も割とあって、しかもしっかり色味が画面に残ります。
(パール色って色味がつきにくかったりするメーカーあるんですよね、、、)
ということで全体的には初心者でも非常に使いやすく、安心してお勧めできる絵の具です。
ゴールデンアクリリックスレギュラー 個人的評価
色数 : 多い
発色 : そこそこ良い
硬さ : やや柔らかい
乾きの早さ : 普通
価格 : お手頃
個人的ポイント:パール色がええ感じやー
薄塗りに向いてる
リキテックス レギュラー
リキテックスレギュラーもアクリル絵の具の定番と言える商品です。
色数がかなり豊富で、発色も良く、値段もお手頃な部類です。
リキテックスレギュラーはゴールデンと比べて絵の具の練りが硬めな印象です。
なので素直に厚塗りするならリキテックスレギュラーの方が向いている気がします。
ここで僕的ポイントですが、
リキテックスレギュラーはグレーのバリエーションが多く、繊細な混色がしやすいと思っています。
僕はグレーをたくさん使った絵を描くことも多いので、この点は非常にありがたいです。
リキテックスレギュラーも初心者から使いやすく、これから絵を描き始めたいという方にもおすすめできる商品です。
リキテックスレギュラー 個人的評価
色数 : かなり多い
発色 : そこそこ良い
硬さ : やや硬い
乾きの早さ : 普通
価格 : お手頃
個人的ポイント:グレーの色味が多くて助かる
ボリューム感を出しやすい
リキテックス プライム
リキテックスプライムはリキテックスシリーズの最高ランク商品です。
最高ランクだけあって色味の発色の良さは格別です。
さらに「乾いた後も色味が変化しない」というのがこのシリーズの大きな売り文句になっています。
実はアクリル絵の具って乾く前と乾いた後で色味が少し変わっちゃうのです。
乾くと少し暗くくすんだ感じになります。
この現象は画家の努力ではどうすることも出来ないですから、
アクリル画の宿命と言える性質なんですね。
なので乾いた後の色味を予想しながら作品を描いたりするのですが、
リキテックスプライムではそのような色味の変化が全く起きないので、
思い通りの仕上がりを期待することができるのです。
僕も実際使ってますが乾いても色味はほとんど変化してないように感じます。
これはリキテックスプライムに使用されている樹脂が透明だから可能になったことらしいのです。
右の画像を参照ください。
プライムの樹脂が透明だということがおわかりいただけます。
上記の理由からリキテックスプライムは
ワンランク上の絵の具を使いたい方にかなりお勧めできる絵の具です。
僕自身も今の所これより良質だと思う絵の具にはまだ出会っていません。
ただし、リキテックスプライムを最初に選んでしまうとこの商品の良さがわかりにくいので、
2種類目以降の絵の具として使ってみるのが楽しいと思います。
ちなみにリキテックスプライムのチタニウムホワイトはレギュラータイプのそれと比べてもそんなに値段の差がなく、その割には使用感の差をすごく感じられる色だと思います。
チタニウムホワイトだけお試しで使ってみるのもありかも。
リキテックスプライムのラベルには絵の具の色が直接塗ってあるのでイメージしやすい。
(とか言いつつ実際に中身見ると随分違ったりすることがあるのであんまり当てにならないのだ)
リキテックスプライム 個人的評価
色数 : そこそこ(ちょっと物足りない部分はある)
発色 : 最高かよ(特に赤系・青系)
硬さ : 普通
乾きの早さ : 早い気がする
価格 : 高い
個人的ポイント:近くに売ってる店がないから現物見ないままにネットで買うしかない。
都会と地方の格差を感じさせる商品。
アムステルダム スタンダード
アムステルダムスタンダードはターレンスジャパンから販売されている商品です。
特徴はとにかく安いこと。印象ではゴールデンやリキテックスの半額くらいで買える感じです。
安いからといってダメダメってことは全くなく、普通に不自由なく絵を描くことができる水準にある絵の具で、僕も大変お世話になった絵の具です。いまでもたまに使っています。
ただし混色にはやや弱いイメージです。混色後は鮮やかさが落ちやすい気がします。
あと、パール系があんまり良くない。
僕はこの絵の具のゴールドとシルバーを持っているのですが、色味のつき方が弱いですね。
塗ってみるとゴールドの膜が張ったような感じにはなりますが、金色!!みたいにはっきりとした色味にはなりにくいです。
まあ価格帯が違うので他社シリーズと同じレベルを求めるのはそもそも間違っていますから、要は住み分けが大事という話で。
価格と品質のバランスを考えれば、十分な戦果をあなたに与えてくれるはずです。
アムステルダム スタンダード 個人的評価
色数 : まあまあ
発色 : そこそこ(混色後は少し弱い)
硬さ : やや柔らかい
乾きの早さ : 普通
価格 : 庶民の味方
個人的ポイント:安いから大きめを買ってしまうあるある
「安くて使える」ならこれの一択かな
ゴールデンアクリリックス フルイド
これはちょっと番外編。
ゴールデンフルイドは上の画像のように液体タイプの絵の具です。
特殊なタイプですが僕自身が結構使ってるので紹介しておきます。
モノとしては一番上で紹介したゴールデンアクリリックスの液体バージョンだと考えてください。
液体タイプなので水で薄める必要がなく、ダマにもならず、
簡単にほそーーい線を描くために重宝しています。
そのほかに絵の具を垂らしたりとかそういう使い方もできると思いますが、
僕は細い線を描くため専用で使っています。
普通の絵の具を水で薄めず使うとダマになって細い線が描けません。
かといって絵の具がサラサラになるまで水に薄めると、色味自体が薄くなってしまいます。
メディウムを使用するという方法もあるのですが、ちょっとめんどくさいです。
(メディウムについてはまた違うページで解説しますね!)
上のような問題をこれ1本で解決できるというわけです。
値段も普通の絵の具と変わらないので、持ってても損はないかなーと思う商品です。
ゴールデンアクリリックス フルイド 個人的評価
色数 : 普通
発色 : 絵の具と同じ感じ
硬さ : ガムシロップよりちょっとサラサラくらい
乾きの早さ : ビックリするくらいすぐ乾く
価格 : お手頃
個人的ポイント:書道で使う面相筆ですごい細く描ける
以上が僕が使ってきた絵の具の中でお勧めできる絵の具です。
ホルベインやアキーラあたりもメジャーですが僕は使ったことがないので分かりません。
このページがあなたのアクリル絵の具選びの参考になれば幸いです。
それではまた!!