こんにちは!
こちらのページではアクリル絵の具の筆選びについて解説していきます。
それでは早速みていきましょう!
アクリル筆の素材について
アクリル筆はほとんどがナイロン素材です。
そのほかにも動物の毛を使用した筆など色々と種類はありますが、
結論から言うとナイロン素材で大丈夫です。
一昔前までは「ナイロンなんて、、、」みたいな空気があったとかなかったとか聞きますがいまはそんなことありません。
筆の形について
筆の形は大きく分けて5つくらいです。
ラウンド
ラウンドは線を描くことに特化した形です。
絵の具の含ませ具合や力の入れ方によって線の太さを変化させることができます。
フラット
フラットは形の通り、面を塗るのに適しています。
フィルバード
フィルバードは形がフラットに近いですが、筆先の方にかけて若干シャープになっていく形です。
面を塗ることもできますし、角度をつけて線を描くこともできます。
それなりになんでも対応できる使い勝手の良い筆です。
ファン
ファンは描き上がった上からバーニッシュ(ワニス)を塗るのによく使われます。
扇型に開いている事によって、均一に優しく塗れます。ぼかしやおつゆがきに使う事もあります。
アンギュラー
アンギュラーはフラットを斜めにカットしたような形が特徴で、カ-ブストロ-クやフロ-ティング(透明な色を薄く重ねるテクニック)に使います。
毛先の短いほうを支点に円を描くようにすると美しい扇形が描けるので、花びらなどを描くのに適していたりします。
ということで筆の形はほとんどが上記のものに当てはまります。
これから絵を始めてみようかなと思っている方はとりあえずラウンド / フィルバードタイプの筆があれば大丈夫だと思います。
ラウンド / フィルバードで筆の太さも小・中・大の3本あれば大きく不便することはありません。
ちなみに僕は現在の作風的に細い線やグラデーションを描くことが滅多にないので、ほとんどの作品でフィルバードとフラットしか使っていません。
ですので全部の種類を揃えなくても全然大丈夫です。
最初からたくさんあっても使い方に迷うだけなので少ない本数で始めてみましょう。
筆の硬さについて
次は筆の硬さを選んでいきます。
筆は硬ければ硬いほど油絵のような力強いタッチを作りやすくなります。
反対に筆が柔らかければ柔らかいほど絵の具をたくさん含ませることができます。
色ノビの良い描き方や、水分を多く含ませてにじみやぼかしを活かした描き方が可能です。
筆の硬さはかなり作風に影響を与える場合があるのでしっかり選んでいきましょう。
あんまりこだわりありませんということでしたら普通くらいの硬さを選べば大丈夫です。
最後に、
筆は消耗品です。
なので最初は安物を使いましょう。
安いものを使っていると、大概の場合は「今度はこういう筆が使いたいなぁ」とか思うようになります。
本格的な筆選びはそれからで構わないかなと感じます。
以上、今回はアクリル筆の解説と選び方でした。
それではまた!!