「支持体」って一体何なのよ?

こんにちは!

突然ですが、あなたは支持体って何のことかご存知ですか??

 

さて、こちらのページでは支持体についての話をして行きます。

初心者の方向けのページとなっておりますので必要な方は読んで参考にしてもらえると嬉しいです。

 

支持体というのは「絵を描くときに何に絵を描くか?」「何に」の部分です。

 

そうです。キャンバスだったりパネルだったり、そういうのがまとめて「支持体」と呼ばれているのです。

 

さてこの支持体ですが、メジャーなもので3つあります。

 

・画用紙

・キャンバス

・板(パネル)

 

ですね。

 

そのほかにもいろいろありますが、ほとんどの絵がこの3種類のどれかを支持体にして描かれたものですよね。

 

アクリル絵の具は先ほど挙げた3種類の支持体、全てに絵を描く事ができます。

いやーアクリル絵の具ってほんと便利。

でもちょっと待ってください。

 

何にでも描けるということは、逆に言うと何を支持体にして絵を描くかを自分で選択する必要があるという事ですね。

うーん困った。

 

と言うことで!!

 

ここからはそれぞれの支持体の特徴などを解説していきます。

それによってどれを選んで描くか、それを決めてもらおうと!!そういうことです!!

 

じゃあ早速行きましょう!

 


 

画用紙

 

画用紙といっても種類はとんでもなく多いので一般的な特徴を挙げて行きますね。

 

画用紙の特徴は何と言っても薄くて軽い。これに尽きます。

 

「何当たり前のこと言ってんだバカ野郎!!」

 

と言う声が聞こえてきそうですが、

案外これ、いちいち言っといたほうがいいくらい大事なことなんです。

 

絵が1枚とかなら何のことはありません。

でもそれが10枚、20枚、、、50枚とかになったらどうですか?

 

キャンバスに50枚、パネルに50枚って、とんでもなくかさばるのです。

 

あなたのおうちが豪邸でもない限り、収納にかなりの圧力をかけてくるくらいのパワーになってきます。

 

でも紙ならどうですか。

50枚あってもどっかの引き出しに収まっちゃうんじゃないでしょうか。

この差は大きいですよ本当に。

 

次に

画用紙はとても経済的です。

種類にもよりますがほとんどの場合キャンバスやパネルより安く、大量に購入できます。

 

ただし紙は耐久性にやや不安が残ります。

紙は吸水性が非常に高いので、空気中の湿気を吸収して形が変わってしまったり、

紙の色が黄ばんでしまったり、要するにとても傷みやすいのです。

ですので注意して保管する必要があります。

 

また性質的に絵の具の厚塗りにはあまり向いていません。


 

キャンバス(ここでは張りキャンバスについて解説します)

 

絵画といえばキャンバスですよね。

一番多くの人が使っている支持体ではないでしょうか。

 

なので画材屋さんに行けばたくさんの種類や大きさのキャンバスを目にする事ができます。

そういう意味で一番融通がきく支持体かなと思います。

 

また大きいサイズでも意外と軽いので持ち運びやすいです。

 

出来上がった作品を省スペースで保管したい場合は

木枠から外してロール状態にすればかさばらなくてすみます(ただその状態にする作業がめんどくさいよねってのはある)。

 

耐久性も全く問題ありません。

 

ところで、

キャンバスは「布地」なので「目」があります。

その凹凸が作風や好みに合わないということもあったりします。

 

そういう場合はパネルや画用紙を選択するか、

ジェッソの段階でキャンバスを綺麗に整えるかで解決できます。

 


 

パネル(ここでは木材パネルを指します)

 

パネルも昔から使用されてきた支持体です。

よくあるサイズ感のパネルはキャンバスより安い事がほとんどです。

 

パネルも画材屋さんに行けばだいたい置いてますが、キャンバスほどメジャーではないためサイズ種類が少ない場合が多いです。

 

僕も近所にパネルを豊富に取り扱っているお店がないのでインターネットで購入する事が多いです。

 

そういう意味では画用紙やキャンバスと比べると手に入りにくいかもしれません。

 

ただパネルの良いところは丈夫で、画面の側面にも綺麗に絵をかけるというところが良い点だと思います。

 

画用紙の作品は間違いなく額装が必要ですし、

キャンバスも、特に小さいサイズは額装なしだとやはり見た目が美しくなかったりする事があります。

その点パネルは額装なしでもスッキリして見えるので、額に入れない作品を想定するならパネルの方が綺麗な見栄えになるはずです。

 

ただパネル選びの際に、木材の種類によっては支持体に適していないものもありますので注意が必要です。

 

支持体として安心なのがシナベニヤのパネルです。

シナベニヤは湿度による変形が少なく、ヤニも出にくいと言われています。

 

注意してほしいのですが、ベニヤには「シナベニヤ 」「ラワンベニヤ」があります。

「ラワンベニヤ」は支持体に向いていません。

なので「シナベニヤ」の方を選んでくださいね。

 

ちなみに僕はパネルをよく使うのですが、近所で手に入らないサイズのものは全てこちらの店舗で購入しています。

今まで見た中でこのお店は一番種類も多く取り扱っていて値段も安い方なので。

(楽天市場のゆめ画材さんのページに飛びますのでパネルを見てみたい方はどうぞ)⬇︎⬇︎


【72時間限定★ポイント3倍アップ祭り! 9/26 17:00 〜 9/29 16:59】 木製パネル シナベニヤパネル F3 (273×220mm) 厚み19.5mm

 

MDFはこういう見た目です。

パネル関連でもう少し話をするとしたら、

もしあなたが大きな作品を描きたいなら「MDF」もオススメです。

MDFは木材を寄せ集めた合板のことで、でっかいサイズがホームセンターなどで簡単に手に入ります。

価格もかなり安く経済的。その代わり重たいです。そういう素材ですね。

 

 

 


 

以上大きく分けて3つの支持体の紹介をしていきました。

あなたの支持体選びの参考になれば幸いです。

それではまた!!

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